はざま世代

もうそういう呼称があるのかもしれないが、私たちの代は はざま世代 ではないだろうか。

 

私は1996年生まれ。平成1桁代である。

生まれた時点で、平成10年とか2000年とかキリのいい世代に微妙に届いていない。

 

世間的に見るといわゆる ゆとり世代 に近いんだと思う。

現に小学校の土曜日の授業はなかった。

ただ、中学校では理科と数学のみ補助教材が使われ、少し 脱ゆとり世代 でもあるのだ。

高校も学習内容の見直しが図られた世代であった。

とはいえ、大学の入学試験は普通にセンター試験だったから、完全な 脱ゆとり世代 でもないし。

 

何ともめんどくさい世代だと思う。

 

四年制大学を卒業した私は、平成最後の新入社員になった。これは別の名を令和最初の新入社員とも言うので、本当にややこしい。

 

さらにややこしくしたのがコロナだ。

コロナが猛威を奮っている今、私は社会人二年目〜三年目だ。

じゃあそんなに関係ないんじゃないの?と思われるかもしれない。

確かに、コロナで大変だったのは一つ下の世代の子達だ。入社式やらなんやらが急にリモートになったのだから。今年入社の子もリモートだろうが、一番てんやわんやしていたのは去年だろう。

 

私たちの代は成人式も卒業式も入社式も普通に出来て良かったね、と言われるだろう。

確かにそれは間違いでは無いのだが、私の場合、予定されていた二年次研修がなくなったり、まだ平社員の頃にリモートワークに切り替わったり。

なんというかPDCAサイクルのCAがなかったのだ。これで本当にあってるのか、見直しがコロナに潰された。

 

微妙に不運な年代だと思う。

境遇をわかっても貰えず、時代の切り替わりのミシン目にいるのだから。